「自分に自信がない」人に。試してみた7つの新習慣をシェア
2020/10/27 20:53
ライター:平田提
自己啓発 アイデア ウェルビーイングなぜ自分に自信がないのか。もしかすると理想と現実のギャップの大きさが原因ではないでしょうか。理想が高く、自分に対して過小評価をしているため自信がないのかもしれません。もう1つは自分のことを考えすぎているのかもしれません。これについてはベストセラーになった『嫌われる勇気』などでも有名な「アドラー心理学」にヒントがあります。
この記事では筆者が自信がないときに書籍等で調べたり試してみたりした7つの対処法、新しい習慣をご提案します。
アドラーいわく、自分に自信がない人に必要なのは以下の3つだそうです。
「1」の自己受容とは、自分のできること/できないことの捉え直し。アドラーは自己への執着を他者への関心に変えていくべきといいます。 そして交換条件が前提の信用でなく、無条件の信頼が大事で、相手を信頼するかどうかも自分で決める。これが「2」の「他者信頼」です。信頼は仲間とつながるための手段です。 そして自分の「ここにいていいんだ」の確認のために、人は「3」の他者貢献=仕事やボランティアをする。
たとえ仕事をしていなくてもその人は共同体の中で経済活動やコミュニケーションに参加しています。ただ普段からそれを自覚することは少ないかもしれません。誰かの役に立っていることの自覚が、自信を得るためには必要なのでしょう。
自分に自信がない人は、自分を大事にしていないのかもしれません。「自己への執着より他者貢献を」と一見矛盾するようですが、自分を大事にすることは他者貢献につながります。
例えば美容や衣服。美容や清潔な服装は自分を大事にすることですし、整った身だしなみは人に好印象を与えるばかりでなく、「相手(に会うこと)を尊重している」と暗に伝えることでもあります。
Netflixの人気番組『クィア・アイ』は、「ファブ(fab)5」というゲイ5人が「変わりたい」人たちを改造していく過程が楽しく、見事で感動的な番組。ファブ5は美容・ファッション・カルチャー・インテリア・食それぞれのプロです。 その外見や生活習慣、インテリアに至るには、その人の心理的・社会的な問題・経済的事情が関係することが多いのでしょう。
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『クィア・アイ』が面白いのは、内面からではなく外見や習慣から人を変えていくと、人の内面が自信ありげに変わっていくところです。そしてファブ5に施された人たちは他の誰かのために動こうとします。これはまさに、他者貢献を受けて自分を大事にし始めた人たちが、他者貢献に向かう流れではないでしょうか。
自分が他者貢献していることを改めて確認する方法と、生活習慣を変える簡単な方法を7つ紹介します。
・この記事のpodcast版
スマイル・ファイルとは、他者に褒められたことの記録。褒められたことを思い出して週1回ぐらい書くのもいいし、褒められた後に記録するのも良いようです。実は自分が人知れず誰かに貢献していることに気がつきます。 スマイル・ファイルについて詳しくはこちらの記事も参照みてください。
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ものをつくる行為は、分かりやすく現実を変えることです。気軽にできるのは書くこと。書くといっても誰かに見せる文章でなくてよく、メモやラフな日記でOK。頭に浮かんだことをとにかく書く「ジャーナリング」は「書く瞑想」とも呼ばれ、頭の中のもやもやを外に出して対象化し、ストレス解消にもつながるもの。朝に5分など、時間を区切ってやるのが効果的。
日本人の成人一人当たりの年間寄附金額は2,500円。アメリカは成人一人当たり130,000円円なので、52分の1(2009年6月29日 JST理科教育支援センター調べ)。収入に占める寄付率も日本は低い。無理にする必要はないのですが、今までしていなかったことは習慣と意識を変えるチャンスでもあります。 コンビニのレジ横の募金箱にお釣りを入れるのでもいいし、noteでクリエイターを100円サポートするのでもいい。小さな金額でも誰かの役に立てる寄付は、身近にできる他者貢献です。
筆者の個人的な体験ですが、一人暮らしをしていて精神状態が良くないときは、たいてい部屋が荒れていました……。そんなとき重い腰を上げて掃除をすると、何だか自分を褒めたくなったものです。 アメリカ・プリンストン大学の調査などによると、散らかった部屋は人の集中力を下げ、ストレスを高めることが分かっています。その状態で他者とコミュニケーションすれば、よりストレスフルな状況が生まれる可能性がある。生活習慣、衣・食・住を大事にすることは自分にとっても他者にとっても大事です。
『クィア・アイ』の例のように、外見と内面はリンクする部分が多いかもしれません。家にいて、だらっとした服を着るのもリラックスしていいんですが、たまにあえてアイロンをかけたシャツを着てみるのも1つ。最近服を買っていないなら、安くてもいいのでお気に入りの服を見つけに出かけてみてはいかがでしょうか。自分の「好き」が分かることも、自信につながるでしょう。
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水野敬也さんのベストセラー『夢をかなえるゾウ』(文響社)には成功した偉人たちが実践していた習慣が数多く紹介されています。この本が画期的だったのは、成功するための意識ではなく、細かな日常の習慣から自分を変えるヒントが紹介されていたこと。『夢をかなえるゾウ』では主人公がインドの神様・ガネーシャ(なぜか関西弁)から自分を変える手ほどきを受けていきます。ガネーシャからの一番最初のミッションが「靴を磨く」でした。元マリナーズの野球選手・イチローがグラブを大切に磨くのは「神聖な商売道具を粗末に扱うことはできない」という信念ゆえだったそう(『夢をかなえるゾウ』30ページより)。じゃあ会社員の主人公にとっての商売道具=靴を大切に磨かないといけないじゃないか、というのがガネーシャの説明。靴でなくてもいいんですが、いつもお世話になっている仕事の道具をケアするのは、あなた自身を大切にすることにつながるでしょう。
自信がない、というのは深く考えすぎなのかもしれません。もしくはストレスがあなたにそう思わせている可能性もあります。そんなとき散歩は手軽なリフレッシュな手段。 『ウォーキング・セラピー ストレス・不安・うつ・悪習慣を自分で断ち切る』(著:ジョナサン・ホーバン 訳:井口 景子 /CCCメディアハウス)によれば、散歩により「幸せホルモン」エンドルフィン、オキシトシンが分泌される効果が期待できるそうです。
他者とつながらずに生活することは難しいもの。そして何らかの他者貢献を誰もがしているはずです。身だしなみや掃除など自分を大切にすることも他者貢献につながるし、寄付など具体的な行動も自信につながる可能性があります。この記事に挙げたことはほんの一例ですが、もし気に入った習慣があればまず試してみるのをおすすめしたいです。
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0146167209352864 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21228167/
平田提
Dai Hirata
株式会社TOGL代表取締役社長。Web編集者・ライター。秋田県生まれ、兵庫県在住。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。ベネッセコーポレーション等数社でマーケティング・Webディレクション・編集に携わり、オウンドメディアの立ち上げ・改善やSEO戦略、インタビュー・執筆を経験。2021年に株式会社TOGLを設立。
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