瞑想アプリheadspaceの新機能「Focus」は仕事に集中しやすいプレイリスト
2020/09/08 11:15
ライター:平田提
headspace マインドフルネス 瞑想瞑想アプリheadspaceに最近加わった機能が「Focus」。家での仕事に集中するための音楽のプレイリストで、ヒップホップ音楽のプロデューサー・ミュージシャンのマッドリブや、R&B歌手ジョン・レジェンドが選んだものもあります。ジョン・レジェンドはheadspaceの「Chief Music Officer」なのだそう。 一部のコンテンツはダウンロードもできるので、ネットに繋がらない移動中などでも聴くことができます。
headspaceは6,000万人以上のユーザーが利用する瞑想アプリ(iOS/Android)。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語に対応、日本語版は今のところありません(2020年現在)。基本無料、すべてのコンテンツを使うには課金が必要です。
創設者のアンディ・プディコムさんは僧として修行した、瞑想に関するベストセラー著書でもあります。
GoogleやNBAなど大手企業・団体でheadspaceは利用されていますが、背景にはマインドフルネスへの興味の高まりがあります。新型コロナウイルスの影響でメンタルケア・ウェルネス分野、瞑想・マインドフルネスアプリは成長を続けています。headspaceもその1つ。
headspaceは新型コロナウイルスの影響で失業した人向けに一部コンテンツを無料開放しています。
※マインドフルネス……「今、ここ」の現実に意識を向け続けること。1979年、マサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジンが開発した「マインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)」などにより欧米に広まった考え方。中国・インド仏教の瞑想、ヴィパッサナー瞑想、日本の禅宗(曹洞宗、臨済宗)の座禅による瞑想の考え方が元になっているが、MBSRなどは科学的根拠を元にした瞑想法を考案。うつやストレスに一定の効果があるという実験結果もある。
1分~20分の男性・女性による瞑想音声ガイドが中心ですが、動画・音声による運動のガイド「Move」や、安眠に導く音声・音楽の「Sleep」などの機能があります。新型コロナウイルスで在宅ワークが増えたこともあり、今回「Focus」という仕事に集中しやすいプレイリストが加わりました。
彩り豊かで可愛らしいイラストによるアニメーションで瞑想が学べ、UIもシンプルに作られています。瞑想した記録がつけられ、通知によるリマインダーにはマインドフルネスのヒントが書かれていることも。
「マインドフル・イーティング(食事)」「怒りを変化させる」「自己肯定感を得る」などのテーマや、歩きながらできる瞑想コースもあります。
ボーカルのない、落ち着いたインストゥルメンタルの音楽ばかりで仕事に集中しやすいプレイリストが多いと思います。60、180分などプレイリストは1本ずつが長いのも良い。 一部Webサイトでも公開していますので試聴されるのもよいかもしれません。 https://www.headspace.com/
私がよく使っているのは「StarPower」という環境音楽っぽいプレイリストと、「TwinklingShells」という砂浜の環境音のものです。
難点を挙げるなら、このFocusの利用分もAppleのヘルスケアアプリのマインドフル時間にカウントされちゃうこと。いっぱい聴いてしまうと1日何時間も瞑想してたことになってしまいます。
ただそれ以外は仕事に集中するのにとても良い機能だと思います。headspaceのすべての機能は有料版にするとアンロックされます。無料でも基本の瞑想などからできるので、試しにダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
↓headspaceの基本的なことはこちらのnote記事をどうぞ。 瞑想アプリheadspaceを半年続けた感想&瞑想の12の手順
images/c HEADSPACE INC. https://www.headspace.com/
平田提
Dai Hirata
株式会社TOGL代表取締役社長。Web編集者・ライター。秋田県生まれ、兵庫県在住。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。ベネッセコーポレーション等数社でマーケティング・Webディレクション・編集に携わり、オウンドメディアの立ち上げ・改善やSEO戦略、インタビュー・執筆を経験。2021年に株式会社TOGLを設立。
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